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無明−17 [無明]

・我々は変容すべき何かなのか、それとも完成されているのか。

・我々は救われるのか、それとも既に救われているのか。

真理とは、辞書では「ほんとうのこと。まことの道理」とあります。

 宇宙はほんとうのことでしょうか。宇宙は完全か不完全のどちらでしょうか。不完全だとしたらどこが不完全でしょうか。不完全と言える人間は宇宙を創造したものを超えているようです。

 人間という得体のしれない何かが存在を不完全である、と。不満をあらわにすることさえ許されています。何を言おうが全てが自由であり完全なのかもしれません。

 我々は自身を変容し宇宙をも変革できる力をもっている傲慢な生き物でしょうか。それとも自然の中で生かされている敬虔な生き物でしょうか。両面を兼ね備えている生き物かも知れません。

 宇宙の中で、多くの物理法則は発見されるでしょうが、物理法則を利用することはできても物理法則を変えることはできません。

 宇宙は間違っていると天に向かって唾を吐いてもどうにもなりません。宇宙は真理そのものであるということは自明であり逆らうことはできないようです。銀河も地球も人間も宇宙の一つの要素です。それぞれが宇宙の顕れです。それぞれがそれぞれの動きがあり法則の通り動いている筈です。

 宇宙=真理、知覚できないもの∈宇宙、一切の存在∈宇宙、銀河∈宇宙、地球∈宇宙、人間∈宇宙。  宇宙が真理であり、宇宙の一つの要素である人間も真理であることは疑う余地はないようです。真理の中で真理でないものは存在していません。我々人間は真理(=「それ」)の中で生まれています。何を見ても何を感じてもすべてが真理(=「それ」)でないものはありません。

 あなたは変容すべき不完全なものですよ。修行しなさいと指導している人も「それ」の中で行われている変容物語の登場人物です。

 それぞれが既に「それ」でありながら、変容、所有、権力、勝負、闘争の物語を紡いでいるようです。

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・「真理の言葉」について

   例えば「カムリャチャペ」と発音しても、真理の中(=宇宙の中)での言葉なので「真理の言葉」といえます。「それは真理の言葉ではない」という言葉も人間(=真理)から発せられているので「真理の言葉」です。宇宙で生滅している、現象や感覚やあらゆる出来事が真理そのもの。今この瞬間に接しているあらゆることは真理でないことはありません。

 私たちは真理から離れたこともないし、離れられないのです。世界中で話されている訳のわからない言葉も、すべて真理です。物が落ちて発生する音も「真理の音」、蝉の鳴き声も「真理の鳴き声」、カラスの鳴き声も「真理の鳴き声」、罵声も「真理の罵声」です。目にするもの、聞こえるもの、感じるもの、すべて。


 ヘレン・ケラーが水を感じ取ったように、いたるところに驚きに満ちた真理が溢れているのではないでしょうか。真理は特別の何かではなく、周りにある平凡と言われているすべてです。何でも写真に撮っておきたくなります。特別は人間が常に欲している「ご馳走」に他なりません。この気持ちも「それ」であってOKです。

 宇宙が真理なら、真理でない存在(=人間、植物、動物、昆虫・・・惑星、恒星、銀河・・)は存在していないということです。一切が真理であれば、真理を探し出す必要はないというとこになります。真理に触れるための秘密や特別の秘法はあるでしょうか?

   聖者と言われる人が、私は修行して真理(=目覚めた)となりましたが、あなたは真理ではない(=目覚めていない)修行しなさいと言うなら。私は宇宙の中にいるが、あなたは宇宙の中にはいないと言っているようなものです。

 第一の矢を受けない人はいません、第ニの矢に対処する分別に振り回されると苦しむようです。頭の中で思考の戦争をして、自らを自らが苦しませている一人相撲をとっています。思考は放っておけば消えてしまいます。思考は自分のものではないと見抜かなければなりません。


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実験1:2分後に、ブラジルのカーニバルについて考えよう、3分後には至仏山の中腹にいる蟻について考えよう。思考が自分のものかどうか試してみて下さい。

実験2:数メートル先の四つ角か電柱などの目印を決めて、その場所に着くまで近くの犬のことをずーっと考え続けて下さい。

 四つ角で鳥の鳴き声がしたり、誰かが飛び出してきたり、光る物を見つけたり、風が吹いてホコリが目に入ったり、雨が降り出したり、躓いたり、声をかけられたり、・・・・様々なことが起こって 「あっ鳥の鳴き声だ」「おっと危ない」「何だモノが落ちている」「目が痛い」「雨だ傘はどこだ」「躓いた、気をつけよう」「だれ?」という風に思考はあなたのものではなく、勝手に湧いてくることが実感できるかと思います。

 会社のプロジェクトを考えるのは半強制的な思考であり自分の思考だとは言えません。旅行したいという思考を遡れば、旅行したい何かが湧き起こってきただけです。


<まとめ>

・宇宙は真理であり、真理の中にあるものはすべて真理です。

・宇宙の中で生まれてきた我々も真理(=「それ」)です。

・真理であるものが、真理から外れて非真理になったことはありません。

・目覚めたい、救われたいは自我が勝手に作っている妄想。

・既に真理であるのに認められないのは、分離しているというしつこい脳の繰り返し。他を認識するという脳の習性。

・完成されているのに、別の何かになることはできません。

・真理が救われることはありません。すでに真理そのものです。

・肉体が経年劣化し、機能が衰えついには全機能がストップするのも真理です。

・たった一つの意識であり、意識にヒエラルキーなどありません。

・聖と凡の区別は人間が勝手に作った概念で遊んでいるだけです。


<注:勝手な個人的な見解の部分がありますので、鵜呑みにせずに仏道修行による智慧によって確証することをお願いいたします。 引用もしくは酷似表現の場合は、タイトル及びアドレスの明記をお願いいたします。

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