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無明ー1 [無明]

 TVで見ましたが歴史を遡ると狼と人が接触を持ち、狼の本能は人間とのコミュニケーションによって愛へと変容して狼から犬種となって今にいったているようです。人間との信頼関係を構築できる種となって現在に至ります。  野生の本能を進化変容して人からの愛を受けることができるようになり平和な日々を送ることができているのではないでしょうか。

 我々人間も無明(=爬虫類脳・哺乳類脳のもつ本能+幻想の欲望=煩悩)を進化変容しなければなりません。この精神性の変容に成功されてきたのが仏道の祖師方に他なりません。

 人は犬のように躾けられなければなりませんが、最終的には自身で自身を躾けなければならない所に難しさがあります。自らが進化変容しなければならないと強く動機づけられるためには、自身が本当に精神的に追い詰められた状況あることが必要です。

 そのために「苦」と「煩悩」と「自我」という最高の贈り物が与えられています。この苦によって成長ができるのだと自覚できれば発菩提心が確立されます。自身を寂滅まで運んでくれる「苦・煩悩・自我・菩提心」です。世間一般の「妬み・嫉み・恨み・いじめ・その他心の痛み」は実は成長の為に各自に課されている課題です。語尾の「み」を「み=身・見・実・味」として考察してみてください。

 刺激(=重力)がないと立って成長できません。苦い刺激のほうが目覚めには最高だと思ったほうがいいかもしれません。振り返るときっと感謝すると思います、感謝するようになるまでひたすら精進です。これこそが煩悩即菩提心。

 ヒト以外の種は、自然環境や捕食者などの食物連鎖に組み入れられています。それぞれの生存領域の食物連鎖の中で姿(=擬態)や生活スタイル(=夜行性等)や防衛力(=毒・電気・俊敏性・針・硬い皮膚)・攻撃力(=牙・爪・毒)を身につけて徐々に進化変容しているようです。いずれも外的な変化です。犬のように精神的な進化変容は特筆すべきことかも知れません。

 ヒトは、自然界を模倣し身体を直接変化させる代わりに服・靴・帽子・手袋等々、チーターの足よりも速いバイクや自動車、鳥になる代わりに飛行機やパラシュート、安全を確保する家を作りました。

 生息環境も自らが協力して自然環境を利用して勝手に生息領域を増やし続けています。いままでの生命のように自然環境に従った進化ではなく、自らの形態を道具や設備や構築物によって作り変えてきたと言えるのではないでしょうか。残念ながら精神性の進化変容がなされていないのが大きな問題です。それも精神性は外から与えられるものではなく、各個人のそれぞれの問題であり各人自身に委ねられているということです。


 無明を理解し、無明から脱却して精神性の進化変容する先に涅槃寂静があります。  見える世界が金色になるわけでもなく、聞こえる音が変わるわけではありません。ただ最初からラベルなどついていない、純粋にそのままでしかありません。特別なものなど何もなかった。あるがままで問題などなかったということです。

 問題を作って苦しんでいたのが自分自身であり、自分自身で解決しなければならないということです。自らが救われ、自由になるためには本来の自己(=無位の真人・ブラフマン・仏・大いなる存在・一なる意識・宇宙意識等々すべて同じですが各人の感じた表現)が自らを見つけくれて出会うしかありません。自己(=自我)というもう一つの心が本来の自己を見つけることなどできません。一心であるのにもう一つの自己が見つけることは不可能です。わざわざコインの裏に目をつけて表を見ることができるでしょうか。

 目覚めを邪魔しているのは自身が大事にしている無明です。表を見ようとしている裏(=自我)の探究心が偽物であると見破ることです。


<注:勝手な個人的な見解の部分がありますので、鵜呑みにせずに仏道修行による智慧によって確証することをお願いいたします。 引用もしくは酷似表現の場合は、タイトル及びアドレスの明記をお願いいたします。

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