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格言名言−1 [格言名言]

自分自身を苦しめている元凶は何か?それは頭の中の無駄話ではないでしょうか?

マインドトーク」と言われているようです。その殆どが過ぎ去ってしまった過去のことや勝手に妄想している未来のことのようです。自身の主義主張や意見を否定されたとか、プライドを傷つけられたので恨むというネガテイブなものです。その無駄話(=妄想)に自分が乗っかり同調してしまうと妄想が膨らんでしまいます。妄想と現実の区別がつかなくなってしまうようです。ついには妄想を現実として現実の中で展開することになり、悲惨な結果を招くこともあります。

   頭の中のおしゃべりは勝手に起こっているのでただ観察していれば消え去ります。昨日の夕食時、頭の中でのでおしゃべりを憶えているでしょうか?忘れるようなつまらないおしゃべりでしかありません。1時間前のおしゃべりでさえはっきりと思い出すことも難しいのです。

 自分が考えているのではなく、無意識から沸き起こってきます。自身の所有物ではないというくらいの感覚で「ヨシヨシ」となだめたり、今の呼吸に注意を移せば消えていきます。

 煽り運転なども怒りと同調してしまい現実の行動となって他者と自身が大きな痛手をうけることになります。狭い日本で、1台くらい抜かされても次の信号で同じになります。クラクションはただの音。パッシングはただの光でしかありません。

 爬虫類脳が優位なため、理性の人間脳の静止を聴くことができません。反射脳である爬虫類脳は音や光で自身の安全が脅かされたと感じて反射的に行動してしまうようです。哺乳類脳の大脳辺縁系での扁桃体でもノーという信号を受信して様々なホルモン分泌が起こって怒りの感情で行動してしまう。

 悲しいかなすべて我が身かわいいさの人間という動物の行動ではないでしょうか。自分自身を守りたいが故に他に危害をあたえるという結果になります。

 我々の中に爬虫類(=身体の安全を守るシステム)と哺乳類(=感情的な好き嫌いの判断システム)と人間脳(=理性や理想を言語化するシステム)という複合的なシステムからできていているようです。行動の殆どが無意識(=爬虫類脳と哺乳類脳)が水面下で働いていて身体を自動的に動かしているようです。私(=人間脳)が行動しているとは言えないことを理解しなければなりません。  いくら書物を読んでも「論語読みの論語知らず」で、行動ができていなければなんにもなりません。論語知らずというよりは「論語できず」のほうが適切かも知れません。『その人の性格は、その人の行動の結果である。』(アリストテレス)


ーー <世界の格言>

1.小さなポットほどすぐに沸く。

2.怠け者の舌だけは怠け者でない。

3.長い舌は手が短いしるしである。

4.さくらんぼをふた口で食べるな。

5.猫はみな魚好きだが、手を濡らすのをいやがる。

6.肉体の方が魂よりも美しく装っている。

7.賢者が格言をつくり、愚者がそれを繰り返す。

8.すべてに喜びを味わいたいのなら、何事にも喜びを求めるな。 すべてを知りたいなら、何事も知ろうとするな。 すべてを所有したいなら、何物も所有しようとするな。 すべてでありたいなら、何者でもあろうとするな。


ーー

1.弱い犬ほどよく吠える。

2.怠け者はよく喋るが、いっこうに動こうとはしない。人は言葉ではなく行動を見ればどういう人かわかる。 3.手は行動力を表していて、手が短いのはなかなか仕事に取り掛からないし仕事をしない。

4.些細な仕事なら一度でできるものを、二回に分けてやることでもない。今できることを先延ばしにしてはいけない。

5.面倒なことはしたくないというのが人間の心。いつになったら自身と向きあるのだろうか。

6.肉体はいつか衰える、肉体を誇るよりいつまでもついてくる心を磨くほうが先決。

7.先人の愚かさから学ばなくてはならないが、自分も時間を無駄に使ってしまっては意味がない。

8.「すべてに喜びを味わいたいのなら、何事にも喜びを求めるな。」

 特定の物事に喜びを見い出し、その物事に出会った時だけ刹那の喜びを味わうだけです。何も求めなければ、あらゆることと平等に接することができます。何も引っかかり(=囚われ)がなければ悩む必要はありません。日々の体験の中であらゆる出来事に新鮮な喜びがあるということを感じて生きていけます。何も無いから無限の表現が現れます。有限からは無限はでてきません。エントロピーの法則にあるように閉じられた有限の世界では無秩序となり分解され消え去るだけです。

「すべてを知りたいなら、何事も知ろうとするな。」

 特定の事を知ろうとすれば、その他のことがなおざりになります。あらゆる対象を平等に見ることができれば特定の事物に囚われることはありません。何かに出会うことは一期一会であり、あらゆることが一生に一回の出会いです。あらゆる出会いは新鮮であり驚きに満ちています。予期せぬ時に予期せぬ物事に出会いがあります。至る所が宇宙でありあらゆるものが驚きであり神秘がひそんでいます。

 知識で知る(=言葉を組み合わせて概念化する)よりも、あるがままに触れて直知すること。

 宮本武蔵の「五輪の書」の中の眼付けにも観見の二つの目付けがあり、観は心で見は眼(まなこ)でみなさいとあります。  

 1粒の雨粒でも神々しい、小鳥の囀りでも心を洗い清められる。季節の香り感受することもできます。 「リュウグウ」の石があれば生命誕生の謎を解明できるようです。

「すべてを所有したいなら、何物も所有しようとするな。」  所有すれば所有物に自身が所有されてしまう。所有しているようだか心が縛られ心が所有されているかもしれません。

 何物も所有しなけれ、どこに行こうも自由でありすべてが自身の土地のようにみることができます。散歩に出ても他人の庭で育ててある花も自分のために育てていただいているようなものです。  どんなものでも分け隔てなく自分のものと感じられます。宇宙でさえ自分自身そのものであり誰も所有できません。鳥は何も所有していなのでどこに飛び移ろうが自由です。魚も何処に寝ようが自由です。何も所有していなければ自由がてにはいります。ちっぽけな所有物にこだわって生きればかえって不自由に縛られることになります。

「すべてでありたいなら、何者でもあろうとするな。」

 何者かであると自身を限定すれば、日本人の◯◯県出身で名前が◯◯という限定された一つの対象でしかありません。日本人でも男でも女でもない、限定されない無限定なままでいい。

 水は無色透明であり、個体・液体・気体と変化できます。どんな形にも従いどんな色にも染まります。何でもないから全ての役に立つ。元素記号の第一の水素と他の惑星には見つかっていない酸素が結合した奇跡の物質です。


 森に入ったら森の一部となり森そのもとなる、海に入ったら海の一部になり海そのものになる、歩けば歩みそのものになりきる、風の中にあれば風を受けている者ではなく風と一体となりきる、水を飲めば水の流れを全身に感じる、呼吸すれば呼吸そのものになる。


<注:勝手な個人的な見解の部分がありますので、鵜呑みにせずに仏道修行による智慧によって確証することをお願いいたします。 引用もしくは酷似表現の場合は、タイトル及びアドレスの明記をお願いいたします。

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